置いておいたはずの場所に、バイクがない!盗まれた!
そんな事、実際には起こってほしくないですよね。
でも残念ですが世の中には悪い人もいます。自分の愛車が盗難に会うことは100%ない、という保証はないのです。
では、盗まれてしまったらどうすればよいのでしょうか。
①警察へ届けよう
なにはともあれ、落ち着いて、まるべく早めに、近くの警察署または交番、駐在所に行き、被害届(盗難届)を出します。個人情報のわかるもの、手早く免許証を持参すればよいでしょう。
早め、というのは、早いほど犯人が近くにいる可能性が高く見つかりやすいことと、時間が経ってしまうとバラバラにされて海外へ不正輸出され手遅れ・・・ということがあるからです。
警察では、バイクの車種、色、ナンバー、車体番号、盗まれた場所、発覚した日時、停めていた時間などを伝えます。
ここで盗難届出の受理番号が渡されますが、この紙は大切に取っておきましょう。廃車手続きの時や車両が見つかった時にも必要になります。
この情報は、後述の保険会社への伝達でも必要なので、すぐ出せることろに保管してください。
②盗難保険に加入していたら保険会社へ連絡しよう
加入している任意保険で盗難保険を付帯している場合も、すぐに保険会社に電話連絡をします。盗難補償特約を付けたか記憶がない、わからないという場合も、連絡をして落ち着いて、保険会社へ契約内容を確認してみましょう。
保険金の請求手続きには、警察への盗難届に関する書類が必要とされることが多いので、受理番号など一切の情報を管理しておきましょう。請求手続きが盗難発覚後60日を過ぎると対象外となる保険もあるようです。なるべく早く手続きをしましょう。
③一時抹消手続き、または廃車手続き
盗まれたバイクが事件に使われてしまったり、事故を起こされたりすると、運転していたのが誰であれ関係なく、所有者に責任追及の連絡が来る可能性があります。なるべく早く廃車手続きをしておくほうが安心です。
ここでも警察から渡された盗難届の受理番号と理由書が必要となります。
廃車手続きは、排気量によって申請場所や必要書類が異なります。126cc以上なら運輸支局・自動車検査登録事務所(かつての陸運局)で一時抹消手続きをし、125cc以下の場合は役場(市区町村)で廃車手続きをします。
④SNSで拡散するのも手
エックスやインスタグラムなどSNSを利用しているならば、バイクの写真などを使い発見情報を拡散するのも、早期発見に一躍を買います。
但し、写真や文章に個人情報が洩れないように公開することと、連絡は直接DMでやりとりするなど、情報の扱いには気を配る必要があります。
【盗難を防ぐ努力と保険加入は忘れずに】
駐車場に置かずいつも適当にバイクを駐車している、車体が汚れたままである、どこか破損したままである、長期間乗らずに放置・・・
など、「持ち主はそんなに丁寧に扱っていないな」という雰囲気のあるバイクは、
「盗まれても気がつくまでに時間がかかるだろう」「なければないであきらめるだろう」と思われ、盗まれやすいと言われています。
普段から手入れをしておくこと、車体を綺麗に保つ、長期間乗らないときはカバーをして、施錠をしておくなど、ふだんからきちんと管理しておくことも大切です。
また、いざというときのために、盗難保険にも加入しておくべきでしょう。補償内容などを保険会社と相談しておくと良いです。
自分のバイクが盗まれるなんて想像しにくいですが、いざというときに慌てないように、盗難対策もきちんと行っておきましょう。