2023年のゴールデンウィークは最大9連休。これを機に旅行や帰省でしばらく家を空けるという方もいるでしょう。
留守時に心配なのがバイクの盗難。せっかく楽しい旅行へ行くなら盗難される不安などを抱えず、気兼ねなく楽しみたいものです。
警視庁が公表する情報によると、道路上や駐輪場だけでなく、一戸建住宅の住宅敷地内やマンション・アパート敷地内の駐輪場に止めておいたバイクが被害に遭っているといいます。また、バイクの盗難は全体の58.2%が、「中高層(4階建以上)住宅」をはじめとした住宅の敷地内から盗まれているようです。
持ち主の目が届かない時間が長い状況のほうが、狙われやすいということが分かります。
では、どのようにバイクを守ればよいでしょうか?
いちばんは、まずカバーをかけることです。犯人は時間をかけず犯行を行いたいので、どんな車体か状態のわからない上に、わざわざカバーをはがしてまで狙うことはありません。
それから、イモビライザーやU字ロック等を取り付けておくのも安心です。
また、もし万全の対策をしていたにもかかわらず盗難被害に遭った場合に備えて、二輪車防犯登録をしておくのもひとつの手です。二輪車防犯登録とは、一般社団法人日本二輪車普及安全協会と警察、そして販売店が連携し、バイクの盗難防止と万が一の盗難時における早期発見を容易にするためのシステムをさします。

参照:一般社団法人日本二輪車普及安全協会
システムに登録すると、所有者名や二輪車防犯登録番号、ナンバープレートといったバイクのデータがコンピュータに登録され、警察庁によって全国のオンライン網に防犯登録データとして運用されます。
なお、登録は二輪車防犯登録取扱販売店でできますが有料で、有効期間は15年間となっています。詳しくはお店に問い合わせてみてください。
それぞれ少々の手間ではありますが、大事なバイクの万が一に備えて、安心して行楽を楽しみたいものですね。